猛暑が続いた夏、お出かけに海水浴場にプールにといっぱい遊んでいっぱい汗をかいて、
夏の日差しにさらされたお洋服。
思い出とともにキレイに洗濯して、大切に仕舞おうとタンスやクローゼットに
しまう前に改めて確認すると、色褪せた状態が目につくことがありませんか?
お洋服の日焼けは?
ポスターの色が薄くなっていくように、お洋服に使用されている染料も紫外線によって分解
されて、お洋服が徐々に退色していきます。
その差を確認したいとお考えなら、光が普段当たる部分(肩や襟)と光が当たらない部分
(襟の裏や裾の裏)を比べてみて下さいね。
夏のシーズンに頻繁に着用していたら、色の退色を実感できます。
日焼けの対策は?
① 日焼けしそうな、変色しそうな色のお洋服は、涼しい時間帯やなるべく屋内で着用する。
(得に黒や紺色のお洋服は、日焼けにも弱いですし汗の成分で変色もします。)
② 家庭での対策
綿素材の黒い服は、ほうれん草のゆで汁で色が補色できることも。
色落ちしやすい黒いお洋服を、いつものように洗濯します。
ほうれん草のゆで汁を冷まして、ゆで汁の中にお洋服を10分つけ置きします。
そのまま脱水して、干すだけでほうれん草の色素が
黒いお洋服を補色してくれます。
③ クリーニング店での対策(色かけ、または濃染加工)
色かけは、お洋服の色落ちした部分や退色した部分を部分的に色を足します。
なので、色あせが目立たないように周りとの色が近くなるように、
色合わせを行いながら色が合うように吟味して、色を足していくので
繊細な作業が伴います。
料金は1㎝×1㎝で2,200円~
両肩5,500円~
実際に色かけしてみたら
肩の部分が退色してしまった、ベストの色かけです。
前の表地の素材ががウールと後ろの素材が綿素材。
色あせかたがウールと綿素材で違っていたので、色かけを施しました。
・濃染加工は、お洋服全体に繊維の色あせを再び濃色に復元する効果がある加工です。
綿、ウールなどの天然素材やポリエステルなど化学繊維にも可能です。
全体的に復元するので、色あせと色の褪せていない箇所が同じように
復元します。
(お洋服、素材によって発色、色の戻りが変わります。)
料金は、2,750円~
実際に濃染加工してみたら
肩の部分が退色してしまった、ブラウスを濃染加工してみました♪
お気に入りの半袖ブラウスだったので、購入した当時は夏のシーズンの
1週間の間に2回ほど着ていました。
運転中の着用で、日差しの当たる右肩が特に退色してしまい残念な気持ち
になっていました。
そこで濃染加工を試してみました。
新品同様の様な濃さはありませんが、肩の色あせが目立たなくなり
この状態なら、着られるとうれしくなりました。
来年もキレイになっている状態で、お好きなお洋服を気兼ねなく着たいですね。
また、夏服をしまう際は退色がないか、黄ばみが浮き出してきていないか、
しみ、汚れはないか調べてみて下さいね。
お洋服の処置は早めがオススメです。