2024-01-04

世界に誇る日本の文化着物。でも着慣れていないから悩む3つのポイント

 



こんにちは、kittanです!


世界に誇る日本の文化着物。

この時期になると、成人式が頭に思い浮かびます。

普段の生活の中で着る機会の少ない着物は、成人式、お宮参り、七五三など

行事で着用するイメージですが、茶道・華道・日本舞踊などのお稽古ごとにも

着物は着用されていますね。

街で着物姿の方を見かけると背筋が伸びて、日本の文化を感じることができます。


しかし、そんな着物を実際に着用してみると、特に女性は歩き方や座り方について

悩んだり、着物ならではの困り事に遭遇するのではないでしょうか?


普段の歩き方で大丈夫?

映画や時代劇に出てくる舞妓さんや芸子さんは、小さな歩幅でしかも少し内股で

美しく歩いていますね。

着物での歩き方

・内股で洋服での歩き方よりも歩幅は小さめに

・雨の中を歩く場合は、かかとから地面に着くようにしましょう

・振袖の場合、雪解け後や雨の場合は袖を腕にかけておきましょう

歩幅を小さめに内股で歩くことによって裾もはだけることがなく、着崩れが防げます。

また、かかとから地面に着くように内股に歩くことで、泥はねを防ぐ事ができますよ。





座り方に正しい方法はある?

着物を着用すると背筋が伸びて、椅子に座る時も背もたれまでではなく

自然と浅めに座ろうとしませんか。

着物での座り方

・椅子に座る時は浅めに座る、背もたれには寄りかからない

・正座の場合は、右足を半歩後ろに引いて、右手で上前(着物を着た時に上になる部分、外側になる部分)を少し引き上げます。その後、左手で上前の太もも近くを軽く押さえて、右手で上前をなで下ろしながら腰を落として膝をつきます。

着物が着崩れてしまうのは、動きに合わせて緩んでいくことによるものです。

座ったり、立ち上がったりと大きな動きをすると着物が崩れやすくなるので

気を付けたいポイントです。





お手洗いはどうしたら?

着物を着用して、一番困るのはお手洗いではないでしょうか。

着物でのお手洗いのイメージがある方も、実際に体感してみると意外と難しいものです。

ここで、お手洗いの仕方をもう一度おさらいしてみませんか?

お手洗いの仕方

・お手洗いの際は時間に余裕をもって

・スペースが広めの洋式トイレを選びます

・用を足す準備が整うまでトイレの蓋を閉めておきます

・振袖の場合は袖を胸の前で軽く結ぶか、クリップで帯に止めるのもいいでしょう

・裾を上から順番に1枚ずつめくり、左手で左裾を左側にめくったら、右手で右裾を右側に

 長襦袢も肌襦袢も同じ手順です。

・両手の裾を持ち上げ、着物を筒状に裏返すようにめくります。

・裾を両脇に挟む、または帯に挟んだ振袖のクリップと一緒に裾を止める
 
・着物の確認してからトイレの蓋を上げ、用を足します

・その後トイレの蓋を閉め、水を流します

・裾をクリップや脇から慎重に肌襦袢から順番に1枚ずつ下ろします

・着物姿を確認します


着慣れない着物を着用する時は心配になることが多いものです。

事前にリサーチをしたり、着物を着慣れた方にお話を聞いておくとイメージしやすくなりますよ。

着物を着用する行事では、着物を着用されるご自身同様ご家族もとても楽しみにされます。

大切なシーン、皆さんで良い思い出にして下さいね。