こんにちは、kittanです!
世界に誇る日本の文化着物。
この時期になると、成人式が頭に思い浮かびます。
普段の生活の中で着る機会の少ない着物は、成人式、お宮参り、七五三など
行事で着用するイメージですが、茶道・華道・日本舞踊などのお稽古ごとにも
着物は着用されていますね。
街で着物姿の方を見かけると背筋が伸びて、日本の文化を感じることができます。
しかし、そんな着物を実際に着用してみると、特に女性は歩き方や座り方について
悩んだり、着物ならではの困り事に遭遇するのではないでしょうか?
普段の歩き方で大丈夫?
映画や時代劇に出てくる舞妓さんや芸子さんは、小さな歩幅でしかも少し内股で
美しく歩いていますね。
着物での歩き方
・内股で洋服での歩き方よりも歩幅は小さめに
・雨の中を歩く場合は、かかとから地面に着くようにしましょう
・振袖の場合、雪解け後や雨の場合は袖を腕にかけておきましょう
歩幅を小さめに内股で歩くことによって裾もはだけることがなく、着崩れが防げます。
また、かかとから地面に着くように内股に歩くことで、泥はねを防ぐ事ができますよ。
着物を着用すると背筋が伸びて、椅子に座る時も背もたれまでではなく
自然と浅めに座ろうとしませんか。
着物での座り方
・椅子に座る時は浅めに座る、背もたれには寄りかからない
・正座の場合は、右足を半歩後ろに引いて、右手で上前(着物を着た時に上になる部分、外側になる部分)を少し引き上げます。その後、左手で上前の太もも近くを軽く押さえて、右手で上前をなで下ろしながら腰を落として膝をつきます。
着物が着崩れてしまうのは、動きに合わせて緩んでいくことによるものです。
座ったり、立ち上がったりと大きな動きをすると着物が崩れやすくなるので
気を付けたいポイントです。
お手洗いはどうしたら?
着物を着用して、一番困るのはお手洗いではないでしょうか。
着物でのお手洗いのイメージがある方も、実際に体感してみると意外と難しいものです。
ここで、お手洗いの仕方をもう一度おさらいしてみませんか?
お手洗いの仕方
・お手洗いの際は時間に余裕をもって
・スペースが広めの洋式トイレを選びます
・用を足す準備が整うまでトイレの蓋を閉めておきます
・振袖の場合は袖を胸の前で軽く結ぶか、クリップで帯に止めるのもいいでしょう
・裾を上から順番に1枚ずつめくり、左手で左裾を左側にめくったら、右手で右裾を右側に
長襦袢も肌襦袢も同じ手順です。
・両手の裾を持ち上げ、着物を筒状に裏返すようにめくります。
・裾を両脇に挟む、または帯に挟んだ振袖のクリップと一緒に裾を止める
・着物の確認してからトイレの蓋を上げ、用を足します
・その後トイレの蓋を閉め、水を流します
・裾をクリップや脇から慎重に肌襦袢から順番に1枚ずつ下ろします
・着物姿を確認します
着慣れない着物を着用する時は心配になることが多いものです。
事前にリサーチをしたり、着物を着慣れた方にお話を聞いておくとイメージしやすくなりますよ。
着物を着用する行事では、着物を着用されるご自身同様ご家族もとても楽しみにされます。
大切なシーン、皆さんで良い思い出にして下さいね。
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