クリーニング店の工場内には、さまざまな機器があります。
いろいろな機器があるので、初めて工場内をご覧になる方はどなたもキョロキョロと
物珍しそうな様子をなさいます。
クリーニング店には通常、
- ドライクリーニングができる洗濯機(ドライクリーニング機)
- ウエットクリーニングのできる洗濯機(水洗機)
- シーツや白衣を仕上げる機械
- ズボンを仕上げる機械(ズボンプレス機)
- アイロン掛け用のアイロン台
などの機器が備わっています。(もっと多い所もあります。)
今回は、ワイシャツプレス機を先日最新機種に入れ替えたことに関するご報告です。
SDGsの観点から
kittanのお店では以前から、この業務が環境に過度な負荷を与えないように、
- SDGs未来都市 とやま(世界が達成すべき持続可能な開発目標、SDGs)
- チーム富山市(恵み豊かな地球を守り、美しい環境を子供たちに残すためのチーム)
- とやまエコストア制度
など、環境に配慮する活動に参加してきました。
日々エネルギー削減に対して意識をしながら努力して作業を行ってはいても、
思うような成果を得るにはなかなか難しいものがあります。
これまで当店のスタッフは皆、エネルギー削減に関してもっと積極的にできることは
ないだろうかと考えていました。
その一環で、クリーニング機械を入れ替えるのであれば、省エネルギーを実現できる
機械装置に入れ替えることも重要だと考えていました。
ワイシャツプレス機の入れ替えまで
今年の春頃からワイシャツ仕上機のメーカーと今までの旧ワイシャツプレス機と
新ワイシャツプレス機では、どの位の省エネになるのかヒヤリングをし始めました。
次に、省エネ診断の専門家(工場等全体のエネルギーの使用状況や設備の運転状況から
効果的な省エネ対策の提案を診断書にまとめる専門家)にも省エネ診断を依頼しました。
メーカーの方からは、生産枚数の向上と袖の部分のワイシャツスリーブプレス機の
エネルギー(蒸気消費量)が約26.6%の削減が期待できること、
省エネ診断士の省エネ診断からは、袖の部分のワイシャツスリーブプレス機の
エネルギー(蒸気消費量)が27%の削減になるとの結果を得ました。
当店では、灯油ボイラーで蒸気を作り、あらゆる機械の熱(蒸気)として使用していま
す。
機械を動かすのは電気ですが、アイロンやお洋服の仕上げ、お洋服の乾燥など、
ほとんどの作業に蒸気を使います。
蒸気消費量とは灯油を燃焼させて作った蒸気をどれだけの量使うのかという事です。
蒸気消費量が多いほどエネルギーを必要とするので、蒸気消費が少ない方が環境に
配慮していることになります。
ワイシャツプレス機を入れ替えて
新型ワイシャツプレス機に入れ替えることによって、
- ワイシャツスリーブプレス機の蒸気消費量の削減
- ワイシャツスリーブプレス機とワイシャツボディプレス機の1時間当たりのワイシャツを仕上げることができる枚数が増えた
ことによるコスト削減に成功しました。
また、旧ワイシャツプレス機はハンドアイロンでの直しがありましたが、
新型ワイシャツプレス機ではハンドアイロンでの直しが減ったため、
ワイシャツのハンドアイロンがけでの直しの蒸気消費量も削減されました。
今回、ワイシャツプレス機を入れ替えて、蒸気消費量の削減や
ワイシャツを仕上げることのできる時間当たりの枚数が増えたことによる
電気使用量の削減を、kittanが実際に使用、比較していきたいと思います。
また、ワイシャツクリーニングがキレイに仕上り、少しの時間ですが
お客様にスムーズにお返し出来る様になりました。
これからも、kittanは環境に配慮できるような選択、洗濯をしていきたいと思います。
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