こんにちは、kittanです!
お客さまからよく頂くご質問に、次のようなものがあります。
「クリーニング店ではどうしてピシッとキレイにアイロンがかかるの?」
「家庭用のアイロンとどう違うの?」
「自宅で洋服や着物のシワをきれいに伸ばすにはどうすればいい?」
ご家庭ではアイロンで思うようにシワが取れず、ピシッとならない、
アイロンをかけてもすぐシワが戻ってしまうといったお悩みを
みなさん、常日頃持たれているのではないでしょうか?
今回はクリーニング店のアイロンの仕上がりが美しい理由に加え、
クリーニング店と家庭用アイロンの違いや、ご家庭ですぐに役立つ
ちょっとしたアイロンテクニックについてもお話しします。
クリーニング店でのアイロンがけがピシッと仕上がる理由
クリーニング店のアイロンがけは、家庭用アイロンに比べて
圧倒的に多くの蒸気(スチーム)を使用するのが特徴です。
さらに、アイロン台に吸引機能がついていて、スチームで湿った
衣類の水分を素早く吸い取る仕組みが備わっています。
この大量の蒸気と吸引機能によって、シワを一気に伸ばし、
ピシッと美しい仕上がりが生まれるのです。
家庭用のアイロンとの違い
アイロンには大きく分けて3種類あります。
①スチームアイロン
本体のタンクに水を入れ、アイロン内で高温のスチームを作って噴出するアイロンです。穴から高温のスチームを噴出しながらアイロンをかけます。
②衣類スチーマー
ハンガーにかけた衣類にスチームを吹きつけて、シワをのばします。プレスせずにシワをのばせるため、衣類を立体的に仕上げられます。
③ドライアイロン
霧吹きなどを利用して水分を吹きかけ、高温の熱でシワをのばすアイロンです。
クリーニング店では①スチームアイロンと③ドライアイロンを使いますが、
最近は①スチームアイロンが主流になっています。
クリーニング店のアイロンの仕組み
ご家庭では、アイロン本体が直接加熱され、低温(80℃)〜高温(180℃)になりますよね。
一方、クリーニング店では、大型ボイラーで沸かした大量の蒸気を配管で
一気にアイロンに送り、スチームの力でシワを伸ばします。
そして、アイロン自体はそれほど高温になりません。
そのため、ご家庭では難しいとされるデリケートな素材(着物、シルク、
レーヨンなど)も、適温+経験の技で優しく仕上げることができるのです。
また、蒸気を吸うアイロン台が水分を素早く取り除くため、その後も
美しい仕上がりを保つことができると言う訳です。
ご家庭でできるひと工夫
ご家庭でも、半乾きのシャツや、霧吹きで軽く湿らせた衣類に
アイロンをかけた後、仕上げにスチームを止めて再度ドライで仕上げると、
ピシッときれいに仕上がります。
アイロンがけが難しい時はプロにお任せ
ワイシャツにパリッと糊付けしたい、デリケートな素材が心配、
スラックスの折り目をきっちり出したいなど、
アイロンがけに不安を感じる場合は、プロにお任せください。
また、高温アイロンが不向きな素材や、スチーム時に水滴が落ちて
シミになる心配がある衣類も、クリーニング店なら安心です。
忙しい毎日を送る皆さまの味方として、北川クリーニングがお手伝いします!
ぜひお気軽にご相談くださいね。