2022-12-03

購入前に知っておきたい!合成皮革やゴム引き製品、ロゴの劣化について




  

これから冬のおしゃれアイテムを購入する計画をお持ちの


あなたに今回は、きったんから素材やパーツの「劣化」


についての情報をお届けします!



 
冬のファッションに革のジャケットやブーツは欠かせませんね。


でも、革製品は値段が高いことがネックかも?そんな中、


革のような外観と安さが魅力的なのが合成皮革(ポリウレタン製品)です。



合成皮革(ポリウレタン製品)の弱点
 
革靴や革のブーツだと思って買ったのに、次第に表面が


剥がれてきたという経験はありませんか?


合成皮革は一見すると本物の革のように見えますが、


ナイロンやポリエステルの生地の上にポリウレタンをはじめとした


はじめとした樹脂層をコーティングして作られています。

 
2種類の生地と生地を接着してあり、時間が経過すると

次第に剥がれてきます


ポリウレタン製品の劣化は製造から2年から3で始まるとされています。


まったく使用しない状況下でさえ、空気中の水分や大気


ガス、紫外線、あるいは気温が高い環境などが要因で劣化は進み、


これを止めることはできません。


購入の際は、合成皮革を使用した製品は残念ながら、


いつか劣化するものと心得ておきましょう。



ゴム引き製品の弱点

冬の始まりはトレンチコートがスタイルよくキレイに見え、


カジュアルな着こなしもできるアイテムです。


様々あるコートの中に、ゴム引きの製品があるのをご存知でしょうか?


ゴム引き製品は、二枚の生地の間に液化した天然ゴムを


のばして圧着して作られており、防水性に優れ、


風を通しにくいのが特徴です。


そのため、このゴム引き製品は真冬にも着られる保温性に


優れたコートです。

 
しかし、ゴムの層のために表面が硬く、すれると生地が白化します。


また経年変化によって接着樹脂がしみ出してきたり、


剥がれてくるなどの劣化が見られます。

富山のように、雪が多く道がぬかるむことの多い土地


柄にはもってこいのゴム引きコートですが、


このような特徴があることを念頭に置いて下さいね!

 
 
ロゴマークの劣化

防寒着のアウターやトレーナー、パーカーなどにはよく


ブランドのロゴマークがつけられています。


そのロゴマークが次第にひび割れてきたり、劣化して悲し


かった経験はありませんか?


素材がナイロンのロゴマークは、ひび割れたり剥がれ始め


るのが早いように思われます。


もしロゴのついたアイテムの購入をお考えであれば、同じ


ようなデザインでもロゴがナイロンではなく、刺繡された製品をオススメします。

クリーニング師にご相談ください


上記のような劣化に該当する衣類をお持ちですか?


メンテナンスでご心配な場合は、クリーニング店の店頭でご相談下さい。


お引き受けすることをお断りする場合もございますが、


クリーニング師が可能と判断できれば、経験とノウハウを


駆使して劣化を最小限に留めながら、クリーニングを致します。

 
 
全てのお洋服は作られてから、劣化が始まります。


紫外線、大気ガス、高温多湿が多くの原因ですが、紫外線と湿度による劣化は


保管の際に気を付けさえすれば防ぐことができます。


洋服を直接日光があたらないクローゼットやハンガーラックにかけ、


湿度が上がりすぎないように除湿剤を使ったり、風を通してあげることが大切です。
 

着用年数やどうしても避けられない劣化を理解、考慮の上で


お洋服を購入する、しないを判断されるのが最善の策ではないかと思います。



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